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navigate_nextベンチャーデットの未来を語る—Funds Startups、金融機関と共創する「スタートアップ金融」の現在地
2025/07/24
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スタートアップ資金調達の選択肢として、注目を集めている「ベンチャーデット」。
その実践と普及に取り組むFunds Startups株式会社(以下、Funds Startups)が、2025年5月26日、「Funds Venture Debt Fund 1号投資事業有限責任組合」の第1回 年次組合員集会を開催した。
本ファンドは、金融機関と共同で運営される日本初の「共同研究型ベンチャーデットファンド」として、2024年3月に設立。初年度で全国の7行から出資を受け、ファンド規模は設立目標の30億円を上回る水準に到達した。今回の年次集会は、その節目となる重要なイベントだ。
目次
「金融機関とともに創る」意志の共有
ネットワーキングから共創へ
「金融機関とともに創る」意志の共有
第1回 年次組合員集会は三部構成で行われた。
第一部 ファンド報告では、ファンドの決算報告、市場環境の分析、今後の投資方針やファンドレイズ状況などが報告された。
第二部 トークセッションでは、金融機関とスタートアップ、それぞれの現場が交差する2つのトークセッションが実施された。
LPトークセッションでは、りそな銀行の西村氏、三井住友信託銀行の澤村氏が登壇し、ベンチャーデットという新しい金融商品を、組織内でどのように位置づけ、展開していくかについて議論が交わされた。
投資先トークセッションでは、アイリス株式会社(医療AI)代表の沖山翔氏と、エイターリンク株式会社(ワイヤレス給電)のCAO 江刺一浩氏が登壇。「Deeptechスタートアップにおけるベンチャーデット活用のリアル」について、現場視点で語られた。
投資先トークセッションの詳細はこちらからご覧いただけます。
特に印象的だったのは、両社ともに “エクイティだけでは届かない”資金需要 に対し、ベンチャーデットがどのように機能しているかの具体的なエピソードだった。たとえば、研究開発後の量産フェーズに必要な資金や、補助金との組み合わせによる長期運転資金の補完、M&Aファイナンスの補強など、資金供給の実践が明確に語られた。

また、レンダー側に対する要望として、「技術を正しく理解してくれる相手であること」「投資家的視点でのリスクテイク」などが挙げられ、単なる融資を超えた “ビジネスパートナー”としての金融機関像 が提示された。
ネットワーキングから共創へ
第三部 懇親会では、LP、投資先、アドバイザーが一堂に会し、セクターや立場を越えたコミュニケーションが交わされ、金融機関とスタートアップの間に新たなネットワークが芽生える場となった。
Funds Startups代表の前川寛洋氏は、「ベンチャーデット市場は、いま大きな転換点にある」と語る。2024年3月に運用を開始した「Funds Venture Debt Fund 1号」は、設立からわずか1年で全国7つの金融機関から出資を受け、目標額の30億円を超える規模に成長。第一回の組合員集会の開催にあたり、前川氏は「日々支えてくださる皆さまのおかげ」と感謝の言葉を述べた。
ファンドの特徴は、「金融機関共同研究型」という独自のコンセプトにある。単なる出資にとどまらず、LPである金融機関とともに市場黎明期のベンチャーデット領域を切り拓き、実践知を蓄積・共有していく。Funds Startupsは、この取り組みの“ファーストペンギン”として、新たな資金供給の選択肢を創り続けている。
特に注力してきたのがDeeptech領域だ。長期にわたる研究開発や量産フェーズへの移行、M&Aファイナンスなど、通常の融資では届きにくいフェーズに対して、ベンチャーデットを通じて成長資金を供給してきた。リードVDとして、最初にタームを提示し、他行の意思決定を後押しする事例も複数生まれている。
こうした投融資活動に加えて、昨年度はベンチャーデット市場全体の啓蒙・制度整備にも注力。ファンドを超えて以下のような活動を行ってきた。
▼主な活動
⚫︎ 全国銀行協会「スタートアップ融資実務ハンドブック」検討会への参加
⚫︎ 金融財政ビジネスへのインタビュー協力
「ノウハウ共有と積極的なリスクテイクで裾野を広げていく」
⚫︎ 政策提言活動として「SOHATSU DIALOG」出演
スモールIPO・スタートアップ10兆円投資の実現可能性を議論
スタートアップ融資実務ハンドブックの作成について │ 2025年 │ 一般社団法人 全国銀行協会
金融機関と共に挑むベンチャーデット市場の成長 │ きんざいOnline
ベンチャーデットは、デットとエクイティの両環境の影響を受けやすい。2025年に入り、マイナス金利の終了とともに「金利のある世界」へと突入し、融資競争が激化。加えて、スモールIPOを巡る制度改革も進み、資本市場におけるExit戦略にも変化が見られている。
こうしたダイナミックな変化の中で、前川氏は「デットとエクイティの“間”を担うベンチャーデットの存在意義は今後ますます高まる」と確信している。
Funds Startupsは今後も、「社会的インパクトを創出するスタートアップが、最も理想的な成長を遂げられる仕組み」をミッションに掲げ、投融資活動と市場の制度設計の両面から、ベンチャーデットの持続的な発展に挑んでいく。
本記事は、以下のプレスリリースをもとに執筆しました:
「Funds Startups、金融機関共同研究型ベンチャーデットファンド第1回 年次組合員集会を開催」(2025年6月18日配信)
出典:PR TIMES
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